22年間但馬で過ごし、地元の方々や家族に支えられてきました。その方々に対して恩返しをしたいという気持ちや、「看護師としての第一歩は地元で」という思いが強く、公立豊岡病院組合への入職を決意しました。
豊岡病院は、但馬地域の基幹病院として急性期医療を担っています。広範囲からさまざな患者さんが入院してくるため、自分の経験値も高められます。加えて、自分の働きたい診療科があったことも、入職を決めた理由の一つです。
まずは、自分の働きたい診療科があるかどうかという点です。自分は看護師として働くうえで、子どもと関わりたいと考えていたため、小児科・NICUがある豊岡病院を選びました。
また、実際に病院に見学に行き、病棟内の雰囲気なども見て決めました。
早くから地元で働きたいと考えていたので、公立豊岡病院組合の奨学金を大学1、2年の間は借りて、働くことを決めていました。
【最終学年の前々年】
■5月
豊岡病院組合奨学金試験
【最終学年の前年】
■3月
説明会へ参加
【最終学年】
■4月
説明会へ参加
■5月
採用試験
就職先内定
■2月
国家試験
覚えることがたくさんあり、まずは、それに苦労しました。
看護技術はもちろん、それ以外にも入院・退院処理や薬のグラム計算など、看護師の仕事がこんなにあるのかと驚きました。今も覚えることがいっぱいで、苦労している毎日です。
そんな中でも嬉しいことはあります。それは患児が元気に退院していく姿を見ることができることです。入院中はそれぞれの疾患に苦しい思いをしているのですが、患児それぞれが自分の病気と闘い、その病気に勝ち、元気に退院していく姿を見ると、とても嬉しくなり、小児科の看護師でよかったと思います。
また、ありがとうの手紙や絵をくれる患児もいます。そのプレゼントは私のお守りでもあり、これから頑張ろうと思えます。
私が働く豊岡病院では、コロナ禍で学生時代に実習に行けなかった新人もいます。その状況を考え、新人研修にとても力を入れています。そのため研修では、バイタルサイン測定やおむつ交換など、看護技術を一つずつ丁寧に一から学び直すことができます。
また病院内には研修施設も充実しており、実習での学びが薄かった分、研修で学ぶことができることは、豊岡病院の特長の一つだと思います。
新人教育では、プリセプター制度を導入しています。新人の1年間は先輩とペアで仕事をすることで、より細かく仕事内容や技術を学び、身に着けることができます。また、新人一人ひとりに対してプリセプターが付くことにより、私たち新人の悩みや不安などを気軽に相談することができます。実際に、私が仕事に行き詰ったときにはプリセプターに相談しました。なんでも話せる先輩がいることは、とても心強いです。
■4月
☆入職☆
接遇、コミュニケーション、VS測定
環境整備、清拭、寝衣交換、おむつ交換、移乗動作
口腔ケア、食事介助、インスリン、DX測定
与薬、輸液ポンプ、シリンジポンプ など
■5月
KYT、酸素吸入療法、吸引、メンタルヘルス
■6月
感染、心電図モニター
バルーンカテーテル、採血
■7月
急変時対応、一次救命措置
メンタルヘルス(入職3ヶ月振り返り)
■8月
認知症患者・せん妄患者の看護、輸血療法
■11月
看護倫理、リフレクション
医療安全、災害看護、災害訓練
■12月
静脈注射研修
■1月
メンタルヘルス、社会人基礎力
急変時対応
■3月
キャリア開発・2年目に向けて
リフレクション
終了式
〒668-8501 兵庫県 豊岡市戸牧1094