看護学生の看護研究にて、「抑制によるADL低下。また抑制解除による患者の人間らしい生活及びQOLの向上」をテーマに研究論文としました。実習の中で抑制に対して葛藤を感じていたからです。厚木佐藤病院の方針として、抑制は極力せずに、患者さんの生活を尊重しながらの取り組みを行っています。当院の取り組みのもとで、自分自身の理想の看護が行えると思い、入職を決めました。
自分自身がイメージしている看護師像は、「患者が自ら回復へ向かうために、今までの生活になるべく近い形で退院できるように支援を行う」と考えています。その看護師像に近い患者対応や病院方針を掲げている病院を重視しました。
[苦労したこと]
実習と違い、一人二人の患者さんを受け持つのではなく、2部屋、3部屋と受け持つため、業務での時間配分や、患者把握になれることが大変でした。また実習で行ってきたことは基礎であり、臨床ではさらに実践的で、多くの知識・技術を身に着ける必要があり、大変でした。
[嬉しかったこと]
学生の頃の実習の中では、自身の存在意義が見いだせず、観察したことが患者さんにとって意味があるのかと不安と疑問があありました。でも臨床に出てから、自身の看護が患者さんの回復の支援になっていることが実際に目に見える形で実感できたことが嬉しかったことです。
当院では、入職して1ヶ月ほどは、あまり病棟へは行かず、看護技術や知識を学ぶことが主体となっています。「カルガモ教育」のプログラムにのっとり研修を受けました。いきなり病棟に出て、看護技術に対するのではなく、病棟においてまず必要な看護技術を身に着けることができました。そのため、それほど緊張することがなく、落ち着いた気持ちで病棟業務に入ることができました。
■4〜5月
☆入職☆
・オリエンテーション・看護技術講義・演習・技術チェック
・バイタルサイン、フィジカルアセスメント講義・演習・技術チェック
・看護過程
・社会人基礎力研修T
●病棟OJT(〜2月)
・シャドーイング
・当日新人担当者と一緒に1日病棟業務
■6月
・フォローアップ研修T
・看護過程:事例検討会@(グループワーク)
●病棟OJT(〜2月)
・シャドーイング
・当日新人担当者と一緒に1日病棟業務
●定期評価
・3ヶ月評価
■9月
・フォローアップ研修U
・看護過程:事例検討会A(グループワーク)
●病棟OJT(〜2月)
・シャドーイング
・当日新人担当者と一緒に1日病棟業務
■10月
・社会人基礎力研修U
●病棟OJT(〜2月)
・シャドーイング
・当日新人担当者と一緒に1日病棟業務
●定期評価
・6ヶ月評価
■12月
・フォローアップ研修V
●病棟OJT(〜2月)
・シャドーイング
・当日新人担当者と一緒に1日病棟業務
■2月
・事例検討発表会
●病棟OJT(〜2月)
・シャドーイング
・当日新人担当者と一緒に1日病棟業務
■3月
・社会人基礎力研修V
・1年の振り返り
●病棟OJT
・病棟業務自立
●定期評価
・12ヶ月評価
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