病院見学やインターンシップで、看護部の理念である【心のこもったあたたかい看護】を実際に感じる事ができたからです。意識レベルが低く意思疎通が難しい患者さんに対して、これから何をするのかを一つずつ丁寧に説明しながら、笑顔で接している姿やケア中に頻回に声かけをしている様子がありました。このような関わりを先輩看護師だけでなく、1年目の看護師も実践していることに心惹かれました。私は患者さんに寄り添った看護を大切にしたい気持ちがあり、当院の環境が合っているように感じました。また、大切にしたい部分が似ている先輩方と一緒に看護がしたいと考えたため、当院に入職を決めました。
病院の雰囲気が良いということは、患者さん・ご家族との関係性も良くなるほかに、医療者同士の関係性も良好になると考えたため重視しました。教育体制は、看護師として必要な知識・技術を研修や日々の看護の中で向上できる場であるかに注目していました。就職後は自宅から通勤する予定だったので、自宅からのアクセスや病院周囲の交通状況をみて、病院選びをしていました。
[最終学年の前々年]
■5月 合同説明会参加
[最終学年の前年]
■7月
病院説明会参加
■12月
合同説明会参加
■3月
インターンシップ参加・履歴書の作成
[最終学年]
■4月
面接練習
■5月
採用試験
内定
■2月
国家試験
【苦労したこと】
入職してすぐは、学生時代に学習してきたこととは違った学習内容が必要だったので大変でした。術式や麻酔、手術体位など手術室ならではの内容に加えて、さまざまな科の手術につくため解剖や疾患もその都度学習が必要でした。また、手術で使用する器械も多くあり、一つひとつの名前と使用方法を覚えることも苦労しました。
【嬉しかったこと】
手術中に術野を見て次に使う器械を予測し、その器械の指示が先生から入りスムーズに渡せるときは嬉しい瞬間です。また、徐々に先輩のフォローが外れ、器械出しを一人でする手術が増えることも、少しずつ自分が成長していることを日々感じられ嬉しいことの一つです。
3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月でフォローアップ研修があります。
フォローアップ研修では同期が集まって、今自分が頑張っている事や苦労していること等を言語化して、共有したり相談したりします。私は手術室勤務のため、同期と会うことや病棟のことについて知る機会が少ないため、節目のフォローアップ研修では、同期の状況や病棟について知ることができる貴重な時間でとても役に立ちました。
■4月
☆入職☆
【研修】
病院・看護部についてのオリエンテーション、採血・静脈路確保について、なりたい看護師像についての発表、
感染予防、電子カルテの使い方、防災・災害、急変時の対応、新人体験研修で他部署へ ガウンテクニック、
手洗い、手袋装着、室内始業作業、滅菌物の取り扱い、清潔・不潔について、電子カルテについて
☆部署配属☆
【部署】
入室〜麻酔導入までの流れ(患者確認・モニター装着・体位固定など)、手術体位、除圧防止寝具の選択方法、
仰臥位・載石位のベッド作り、針刺し事故と防止対策、器械の取り扱い、体内異物残存について
■5月
【研修】
看護記録必要度/認知症ケア、輸液ポンプの取り扱い、廃用症候群、12誘導心電図、褥創記録・排泄ケア/
口腔ケア・吸引、薬剤の基礎知識、死後のケア
【部署】
麻酔の基礎(全身麻酔・挿管方法)
■6月
【研修】
呼吸循環酸素、接触嚥下・経管栄養、周術期看護、体位変換・移乗、
新人体験研修で特殊部署へ(2C、4C、OP、ICU、ER)
【部署】
麻酔の基礎(硬膜外麻酔・腰椎麻酔・麻酔時の体位固定体験)、麻酔モニターの基本的な見方と操作方法、
麻酔チャートについて、デバイス・タワーについて、手術看護記録・病棟チェックリスト・申し送りの内容について、
術前訪問、看護計画立案、術後訪問について
■7月
【研修】
物品のコスト、クリニカルパス、3ヶ月フォローアップ
■9月
【研修】
看護診断、人工呼吸器、輸液と輸血について、Aラインについて
■10月
【研修】
スキンケア、褥創ケア、検体の取り扱い、6ヶ月フォローアップ
■11月
【研修】
メンバーシップT/患者家族へのわかりやすい説明、血液製剤/T-PAS:輸血セット/安全管理V
■1月
【研修】
技術フォローアップ(他部署)研修
■2月
【研修】
フィジカルアセスメント/事例展開
12ヶ月フォローアップ
技術フォローアップ(他部署)研修
■3月
【研修】
技術フォローアップ(他部署)研修
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