今までの実習の経験のなかで、障害や疾病があっても病院から地域へと移行し、活き活きと生活されている方を見てきました。そして、回復していく患者さんの過程を一番近くで支援し、退院まで関わることのできる回復期看護に興味を持ちました。
病院について情報収集をしていた際に、当院について知りました。患者さんの退院に向けたADL向上のために、看護師だけではなく他職種と密に関わり入院から退院、地域まで、継続的な看護を行っていると知り、私も患者さんが笑顔で退院する姿を見届けたいと思いました。
当院であれば私の目指す看護を実践できると思い、入職を決めました。
病院を選ぶ条件として重視した点は、病院の雰囲気と新人教育体制です。
ホームページを見たり、学校の先輩が多く入職していたためお話を聞いたりなどして病院の雰囲気を想像していました。
また、自分の学びたいことに合っていることも重視したポイントです。
他には職場環境です。学生から社会人となり国家資格をもって新しい環境下となるということが私のなかでとても大きな不安として感じていたため、職場の環境はとても気になっていました。当院はプリセプター制度を導入しており、先輩にいろいろなことを相談しやすいため、自分がたくさん成長できる環境にあると思っています。
【最終学年】
■12月
病院情報収集
■2月
採用試験
国家試験
苦労したことは時間管理がうまくできないこと、報告・連絡・相談です。
受け持ちが始まると、一人の患者さんだけではなく複数の患者さんがいるため、タイムスケジュールの組み方がうまくいかず、先輩方にフォローしてもらっていました。
事前に情報収集をしてから、どのように行動していくかをスケジュール用紙に記入し、タイマーを設定して時間を見ながら業務を進めていました。報告なども分からないことは溜め込まずに聞くようにしてから、タイミングがつかめるようになりました。
嬉しかったことは、患者さんに「ありがとう」や「あなたの笑顔を見てると元気になれる」など、感謝の言葉をいただけたことです。その言葉が自信ややりがいにつながっていると思いました。
新人教育研修が充実している点だと思います。
看護技術だけではなく薬剤や日々の業務についてなど深く知ることができます。また日々の業務のなかでもいろいろな技術を経験する機会がたくさんあるため、自分のスキルアップにもつながります。
また、多職種と連携することも多く、他の職種から、分からないことなど、知らないことなどを吸収できることもポイントです。また、全体研修では他の病棟の同期も一緒に行うため、自分の病棟とは方法が違うポイントだったり、知らない技術について聞くことができました。研修後に、自分の病棟で実際に技術を行うことで、そのことについて振り返り、深めることができました。
■4月
☆入職☆
看護部新任職員オリエンテーション
看護職員として必要な基本的姿勢と態度
看護部概要(勤務・教育に関すること)
各部門紹介
名誉院長・病院長講話
リスクマネジメント(救急教育・感染対策)
日常生活援助技術(移乗・移動、体位変換、更衣、食事と口腔ケア、おむつ・便尿器の当て方)
看護技術(酸素吸入、吸引、血糖測定、導尿、浣腸)
リハビリ看護の専門性(回復期の看護、ICF、FIM、看護必要度、皮膚・排泄ケア)
電子カルテの操作練習
看護記録と報告
■5月
看護技術(採血)
薬の見方
夜勤に向けての説明
看護記録
■6月
点滴・静脈注射の管理
医療機器の取り扱い(モニター)
医療機器の取り扱い(輸液ポンプ・シリンジポンプ)
■7月
薬剤について
3ヶ月の振り返り
■8月
移乗・移動介助技術(講師:理学療法士)
■10月
退院調整・退院支援
摂食・嚥下障害看護
フットケア
■11月
症状・生体機能管理技術(シミュレーション研修)
危険予知(KYT)トレーニング
救急対応(AED)
感染対策
■12月
静脈注射(留置針)
看護倫理
■1月
1年の振り返り
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