実習やオンラインでのインターンシップを通して実際の現場を見学した際に、先輩方の笑顔がとても印象に残っており、病院の雰囲気の良さにとても魅力を感じたのがきっかけです。また教育体制が充実していると感じた点も理由の一つです。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で病院での実習経験が少なく、就職後への不安が大きくありました。そこで1年間継続してプリセプターを中心に部署全体でサポートのある体制と、院内での研修を重ね、段階的に知識・技術を身につけ、臨床の場で実践していくことのできるキャリアラダーシステムが整っていることを知り、基礎を身につけながら看護師として成長できるのではないかと考え、入職を決めました。
自分が新卒として働く際に、まずは三次救急の役割を果たす病院への就職を目指しました。まだ就職前で自分がどのような看護を実践したいのかという看護観が不明瞭な段階で、どのような病院なら看護師として成長できるのかを考えた際に、基礎的な看護技術の習得を始め、様々な疾患を持つ患者と関わることができる環境で働くことで、自らのスキルアップに繋がるのではないかと考えました。また現在の病院に入職を決めた理由同様に、教育体制も重視しました。入職後継続的なサポートが得られるのか、どのような方法で教育を進めていくのかなど、パンフレットやホームページで確認し、複数の病院を検討しました。
[最終学年の前々年]
■2月
学校主催での病院説明会に参加する
[最終学年の前年]
■12月
学内で就職活動に関する先輩の話を聞く
■1月
合同説明会に参加して複数の病院の資料を集める
■2月
オンラインでのインターンに参加する
■3月
就職先の選定
模擬面接の実施
[最終学年]
■4月
採用試験
■2月
国家試験
苦労したことは、1日という限られた時間の中で複数の患者の全体像を捉え、介入していくことです。学生時代は時間をかけて1人の患者を捉えていきましたが、実際の現場では時間が限られており、重要な観察項目を見逃してしまうことや、業務が時間通りに進まないということが多々あります。また自分自身の知識不足・技術不足で思うようにケアが実践できず、焦ってしまうことも多くあります。
その中でも自分にできることは何かを考え、患者さんの訴えに耳を傾けることを意識した結果、患者さんから「あなたが担当で良かった」と声をかけていただいた際はとても嬉しかったです。
集合研修で基礎的な日常生活技術を始め、薬剤の管理など学生時代には実践したことのない看護技術について、早期のうちから研修を行うことで実際の患者さんに対してケアをどのように実践していくのかイメージ付けができたことは良い経験になっていると感じます。また研修終了後に振り返りの時間があり、他病棟の新人スタッフと話し合う機会があることが特徴だと思います。研修の内容以外で自分の部署での進捗や仕事の悩みなど同期に相談することができ、悩みを共有することで自分だけではないという安心感を得ることができ、気持ちが軽くなり、より一層仕事に励んでいきたいという気持ちになっています。
■4月
☆入職☆
日常生活援助技術(ポジショニング褥瘡予防、転倒予防、移動・移乗介助)
■5月
採血、点滴静脈注射
■6月
薬剤管理、輸液ポンプ・シリンジポンプ、リフレッシュ研修
■7月
吸引・摂食嚥下、フィジカルアセスメント
■9月
看護過程の展開
■10月
看護必要度、災害看護
■11月
がん看護、リフレッシュ研修
■12月
多重課題シュミレーション研修
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