スーパー母体救命対応の施設であり総合周産期母子医療センターであることから,正常な妊娠・分娩だけでなく様々なハイリスク妊産婦の看護を経験し,多くの知識と技術を学ぶことが出来ると考えたからです。その他にも様々な診療科があることから,合併症を抱えた妊産褥婦と関わる中で,産科領域だけでなく幅広い視点から看護を学ぶことができると思いました。また,当院の看護理念であるJHOSSナーシング(自信(J)と誇り(H)を持ち、思いやり(O)のある看護を実践することで患者さんとの信頼関係(S)を深めるという意味)を通して看護師として助産師として患者さんに寄り添った看護を提供していきたいと考え志望しました。
幅広い視点から看護を学び多くの知識と経験を身に付けていきたいという事からハイリスクに対応した病院という事を重視して選びました。その中で当院はスーパー母体救命対応総合周産期母子医療センターであり365日24時間体制で患者を受け入れていることから多くの学びと経験をする事が出来ると考えました。また,実際にインターンシップや病院見学を通して働いている様子を見学したり,説明会では新人教育についてのお話もあり,各病院で様々な特徴があるのでそれぞれを比較しながら自身の目指す看護により近い看護を学ぶことできる病院を考えて選びました。私は新人研修で少人数研修がある事やプリセプター制度を取り入れていること等も魅力的と考え病院選びを行いました。
[最終学年の前々年]
■8月
インターネット等から情報収集
■2月
合同病院説明会の参加
[最終学年の前年]
■7月
合同病院説明会の参加
■10月
各病院の説明会の参加
■3月
病院説明会や見学会の参加
[最終学年]
■4月
採用試験
■2月
国家試験
看護師1年目で苦労したことは個別性のある看護についてです。同じ疾患であってもそれぞれ個別性があり社会的背景も異なります。そのため十分に患者さんとコミュニケーションをとり,個別性を把握した上でどのような看護を提供することが患者さんにとってより良いものになるか検討していく事が大切であると学びました。入職直後は業務に精一杯になり個別性を踏まえた看護の提供は難しく悩むことも多かったですが,先輩方に相談しアドバイスをもらうことで少しずつ各患者に適した看護の提供を目指せるようになりました。また患者さんからも「ありがとう」とお言葉を頂いたときはとても自信になり嬉しかった思い出があります。
研修は集合研修のほかに少人数制の基礎看護技術修得研修が行われています。そこでは様々な看護技術を1グループ2〜3人で学ぶことができるため,講師に手技について確認しながら学習することが出来ます。また,助産師ならではの悩みとして,一般の看護技術を経験する機会が他病棟に比べて少なく,手技に不安がありました。しかし,このような研修の機会が多くあり,少人数で実施するため細かなとこまで確認することができます。当院では,合併症を抱える妊産褥婦と関わる機会が多いことから様々な疾患に応じた看護技術の提供が必要になるため,研修を通して学んだことを多くの場面で活かすことが出来る新人研修だと思います。
■4月
☆入職☆
看護部新人職員集合研修
基本看護技術T研修(看護倫理,安全対策とリスクマネジメント)
■5月
基本看護技術T研修(感染予防対策,輸液・シリンジポンプ)
■6月
基礎看護技術修得研修(第1回少人数研修)
■7月
基本看護技術T研修(輸血・看護診断)
■9月
基礎看護技術修得研修(第2回少人数研修)
■10月
基本看護技術T研修(心肺蘇生術)
■11月
基礎看護技術修得研修(第3回少人数研修)
■12月
基礎看護技術修得研修(第4回少人数研修)
■1月
基本看護技術T研修(フィジカルイグザミネーション,人工呼吸器)
■2月
基礎看護技術修得研修(第5回少人数研修)
■3月
基本看護技術T研修(ナラティブ発表,1年間の振り返り)
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