入職を決めた理由

私は大学時代から、重症患者の看護に興味があり、ＩＣＵで働きたいと考えていました。当院のインターンシップに参加した際、この病院の高度救命救急センターではさまざまな疾患の重症患者への看護に携われることを知りました。１年目からさまざまな疾患の重症患者への看護を学べることは、今後のキャリアのためにもとても有意義だと思いました。また１年目から重症患者を見ることに不安もありましたが、当院はPNS（Partnership Nursing System）を採用しているため、先輩と相談しながら看護ができるという点にも魅力に感じました。

病院選びで重視した点

私が病院を選ぶ上で大切だと思うことは、その病院の特長を知ることだと思います。自分のなりたい看護師像や自分のやりたいこと、興味があることに合った特性を持つ病院を探すと良いと思います。私は高度急性期医療を学びたいと考えていたので、その条件に合う病院にしぼって探し、インターンシップや病院見学会に参加しました。また福利厚生も働く上では大切なポイントだと思います。私は、当院の寮費が安価で病院から近い点に魅力を感じました。

就職活動スケジュール（いつどんな活動をしたのか）

［最終学年の前年］
■12月
　病院の資料集め

■3月
　病院説明会に参加
　インターンシップに参加

［最終学年］
■4月
　病院見学会に参加

■5月
　就職試験

■6月
　内定

■2月
　国家試験

1年目に苦労したこと、嬉しかったこと、よかったこと

１年目の間は、業務を覚えること、業務の優先順位を立てることに必死でした。一人ひとりの患者さんの個別性に合わせた看護を考えなければいけないということは、頭では分かってはいましたが、どうしても業務優先になってしまうことが多く、両立することに苦労していました。しかし１年目が終わる頃には、少しずつですが個別性のある看護を考えられるようになり始めました。患者さんにお礼を言われたり、先輩に「個別性のある看護が考えられるようになってきたね」と声をかけられたときは嬉しかったです。

新人研修内容の特長

１年目の時は月に１回、病院全体の新人研修がありました。少人数のグループに分かれて、１グループに先輩看護師１名がついてくれて、丁寧に看護技術を教えてもらえます。人形などを使い練習もできるので、とても勉強になりました。また看護技術を学べるだけでなく、他の部署の同期と話せたり意見交換ができるので、仕事がうまくいかなくて悩んでいたときも頑張ろうという気持ちになれました。部署でも勉強会があり、認定・専門看護師や先輩看護師方が部署特性に合った勉強会を開催してくれています。

1年間の新人研修スケジュール

■4月
　☆入職☆
　【全体】入職時オリエンテーション（組織体制、教育プログラム、業務、看護記録、防災・災害対策、安全管理）
　　　　　入職時看護実務研修（感染防止技術、移送・移動、体位変換、ME機器、スキンケアの基礎、
　　　　　　　　　　　　　　　BLSパートナーシップマインドetc）
　　　　　コミュニケーション研修
　【部署】病棟オリエンテーション、日勤シャドーイング
　　　　　技術研修

■5月
　【全体】静脈採血
　【部署】人工呼吸器勉強会
　　　　　日勤：先輩とのダブル開始

■6月
　【全体】重症度、医療・看護必要度研修
　　　　　フォローアップ研修�@（レジリエンス）

■7月
　【全体】統合演習「多重課題」

■8月
　【全体】フィジカル入門　　
　　　　　薬剤の取り扱い

■9月
　【全体】CVC管理

■10月
　【全体】フォローアップ研修�A（レジリエンス）
　　　　　安全管理
　【部署】夜勤オリエンテーション、夜勤業務ダブル開始

■11月
　【全体】静脈穿刺
　【部署】夜勤独り立ち

■12月
　【全体】12誘導心電図

■1月
　【全体】看護職における倫理と責任に関する研修（意思決定支援）

■2月
　【全体】膀胱留置カテーテル
　　　　　看護実践を支える思考�T　研修

■3月
　【全体】フォローアップ1年後

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