私が入職を決めた理由は、当院での経験が自分の目指す助産師像に近づく一歩になると考えたためです。
当院は病床数200床未満の中小規模の病院でありながら、NICUを備え、地域母子周産期医療センターとしての役割を担っており、地域に根づきさまざまな分娩を取り扱っています。
病院説明会や見学を通して、当院では自然経腟分娩だけでなく、TOLACやハイリスク分娩、また、母乳育児の支援にも力を入れていることを知りました。母児共に安全に分娩ができるのはもちろんですが、私は、お母さんの希望や思いに寄り添った助産ケアができる助産師を目指したいという思いがあり、自分が目指す助産師像を叶えるために当院で働きたいと考えました。
・自分が習得したいことに合った働き方ができるかどうかは一番重要視した点です。
私は看護師経験がなく新卒での入職であったため、今後に向け、助産ケアだけではなく基本的な看護技術の習得も必要だと考えていました。
私が所属する2階病棟は女性病棟であり、産科病棟だけでなく、婦人科、乳腺外科、小児科、NICUがあります。分娩・妊産褥婦のケアだけに
集中することは難しいですが、その分、幅広い分野で女性疾患や小児の看護を学ぶことができていると感じています。
・初めての就職・1人暮らしになり大きく環境が変わることも心配だったため、信頼できる人が近くにおり、頼ることができる環境・立地という
点も病院を選ぶ際には考えました。自分が仕事や勉強に集中できるようにするためには、私生活の時間や休息がしっかり取れることも大事だ
と考えています。
【最終学年の前年】
■8月
病院見学・説明会に参加
■2月
病院見学・説明会に参加
■3月
病院見学・説明会に参加
【最終学年】
■5月
採用試験
助産師1年目に感じた苦労は、時間の使い方や1日の流れをつかむことです。時間の決まった処置や複数の患者さんを受け持つため、やるべきことの優先順位を考えながら、タイムスケジュールを組み立て、修正しながら行動することは今でも難しいです。
特に1年目は、慣れないことばかりで業務に追われ、患者さんと向き合う時間が作れなかったり、勤務時間内に業務が終わらず次の勤務者に迷惑をかけてしまうなど、看護実習とのギャップに戸惑うことがありました。
しかし、プリセプターとして付いてくださる先輩が定期的に声をかけてくださったり、デイパートナーのペアの先輩が丁寧に指導してくださり、「できなかったことは次できるように頑張ろう!」と鼓舞してもらいながら乗り越えることができました。
新人研修では、静脈穿刺や排泄介助などの基本的ケアが中心ですが、それ以外にも、各テーマに合わせて認定看護師や専門看護師の方が講義をしてくださり、褥瘡の予防・ケアや緩和ケアなど、所属する病棟の主科では関わりの少ないケアなどについても学ぶ機会になりました。日常的には関わる機会が少なくても、いつどんなときに必要になるかは分からないため、とても勉強になりました。
また、新人研修では1年目の職員が集まるため、同期と顔を合わせる機会でもありました。病棟が違うとなかなか関わりも少なくなりますが、近況報告や休憩時間の会話などで、一息付ける時間になっていたと振り返って感じます。
■4月
☆入職☆
社会人マナー
電話やナースコール対応
■5月
静脈穿刺、静脈留置
■6月
複数患者の検温
夜勤前教育
ME機器の取り扱い
導尿、浣腸、摘便
吸引
■7月
心電図講習
■8月
BLS
■9月
医療安全
必要度
MEデバイス
体位変換・ポジショニング
■10月
緩和・倫理
リフレクション
在宅支援
医療安全
■12月
心電図講習2
■2月
急変時シュミレーション
救急対応
ME機器酸素デバイス
〒615-8087 京都府 京都市西京区桂御所町1番地