学生の頃、実習をした際に、脳梗塞により片麻痺を患い歩行に不安を抱えている患者さんを受け持ちました。患者さん本人の思いに寄り添い、セラピストとも連携して安全にトイレまで行ける方法を計画し、残存機能を活用しながら介助を行った結果、トイレまで歩行することができるようになりました。この経験から、患者さんの生活の再構築に関わる看護に興味を持ち、個別性を大切にした看護を提供したいと考えるようになりました。「その人らしさを大切にした看護を実践する」という当院の看護理念は、自分の行いたい看護と一致していると考え、入職を決めました。
また、就業体験に参加した際、多忙な中でも職員同士声をかけ合いながら連携している姿を見て、雰囲気の良さを感じたことも入職を決めた理由の一つです。
様々な看護領域の中で、自分が大切にしたい事や、行いたい看護が病院の看護理念と一致しているかどうかを重視しました。そのため、病院選びの際には、まずは資料を取り寄せ、どのような病院かを知る事から始めました。
また、就業体験にも参加しました。実際に病院に足を運び、職場の雰囲気を知ることによって、自分がそこで働いている姿をイメージすることができると思います。
その他にも、交通の利便性や福利厚生、ワークライフバランスの観点も重視して病院を選びました。
[最終学年の前々年]
■3月
病院研究
[最終学年の前年]
■6月
病院説明会に参加
■8月
合同説明会に参加
■11月
就業体験に参加
■3月
就業体験に参加
■2月
国家試験
苦労したことは、多重業務の中で優先順位を考えながら業務に取り組むことです。
当院はPNS看護方式であるため、ペアの先輩に報告・連絡・相談をすることを意識しながら、今やるべきことを瞬時に組み立てて動く必要があります。このことになかなか慣れず、現在も日々葛藤しています。
嬉しかったことは、フレッシュパートナーやペアの先輩と振り返りを行う中で「成長してるね。頑張ってるよ」と声をかけてもらったことです。自分自身を振り返る機会にもつながり、とても嬉しかったです。また、分からない事や未経験の看護技術があると、気にかけて手厚くサポートしてもらえる環境のため、安心して成長することができています。
入職してから数週間は、講義や技術研修の日々でした。そのため、病棟での業務が始まる前に看護学生時代に学んだ技術を再度振り返り、さらに専門的な知識を獲得することができました。病棟業務が始まってからは、専門医や認定看護師による研修があり、病院の特色に合わせて脳疾患について専門的に学ぶことができたのでとても役立ちました。
また、患者さんの急変時などの場面をイメージしながら行う研修もあり、研修をとおして”1年目の私たちでもできることは何か”を学ぶことができたので良かったです。
■4月
☆入職☆
新採用看護職員オリエンテーション(横浜市全体、病院職員全体、新採用看護師全体)
看護技術研修@寝衣交換・体位変換・移乗・経管栄養・吸引・酸素投与
看護技術研修Aオムツ交換・導尿・尿道カテーテル・陰部洗浄
看護技術研修B採血・点滴・血糖測定・インスリン注射
看護技術研修C輸液ポンプ・シリンジポンプ・心電図モニター
■5月
看護技術研修D車いす操作・12誘導心電図
認定看護師と一緒にブラッシュアップ研修@手術看護"
■6月
セルフマネジメント@研修
看護技術研修EBLS(一次救命処置)
看護部公開講座「医療現場でも使えるナッジ!」
■7月
認定看護師と一緒にブラッシュアップ研修A脳卒中リハ
■9月
医療安全研修
看護技術研修F人工呼吸器管理
認定看護師と一緒にブラッシュアップ研修B集中ケア
看護部公開講座 「看護に活かす認識論〜「認識が深まる」とはどういうことか〜」
■10月
臨床判断【入門編】
■11月
認定看護師と一緒にブラッシュアップ研修C摂食・嚥下
■12月
セルフマネジメントA研修
■1月
認定看護師と一緒にブラッシュアップ研修D認知症
■3月
セルフマネジメントB研修
看護技術研修G静脈注射確保
認定看護師と一緒にブラッシュアップ研修E感染管理
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