当院で実習をした際に左片麻痺を抱えた患者さんが車椅子からベッドへ移るのに戸惑っていました。そこで働いていた先輩看護師はできない部分を補おうとするのではなく、常に患者さんの退院後や生活を見据え「右手で手すりをつかみましょう」「左足は滑らせるようにしてみましょう」というように、できている部分に目を向け看護を行っている姿にとても感銘を受けました。脳卒中という病気にかかり、今までの身体とは異なった状態になってしまった患者さんが、できる限り自分の意思や力で生活できるよう支援したいと思い、当院を選びました。
1番重視したのは新人教育体制や看護体制が整っているか、自分に合っているかどうかです。新卒看護師を採用している病院は新人教育制度を整備しているところがほとんどでしたが、当院では臨床実践能力の向上をはかり、倫理に基づいた行動ができる看護職員を育成する、という理念のもと、1年を通して研修内容が組み込まれているところが魅力的でした。また、当院ではPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を取り入れ、1人ではなく2人でチームとなり患者さんを看ていくという部分が働く上でコミュニケーションやチームワークを大切にしたい自分に合っていると感じました。
[最終学年の前年]
■5月
インターネットを使い病院の資料を取り寄せる
■8月
就職サイトが主催する合同説明会に参加
■10月
数ヶ所気になる病院をピックアップしリモートにて説明会に参加
■3月
学校の先生方と面談を行い、候補である病院を絞っていく
[最終学年]
■4〜5月
面接練習
■6月
採用面接
■2月
国家試験
看護師になり苦労したことは看護技術の習得です。学生の時には経験したことのない技術ばかりであったので事前に学習を行ったり、先輩看護師に助言や振り返りを行って頂いたり、確実に実施できるようになるまで指導していただきました。また、看護技術だけではなく、業務の優先順位の付け方や患者さんへの声かけの仕方など戸惑うことが多くありましたが、先輩方からの助言や自分自身で考えることで、できなかったことができるようになると自信にも繋がり、頑張ることができました。
当院では新人看護師が各部署で適応していけるよう、時期に合わせた臨床実践能力を高める研修を行っています。例えば、採血や点滴管理などの配属されてすぐに行っていくものなどについては部署に配属される前の研修に組み込まれており、臨床判断・呼吸器管理などの具体性を帯びた研修などは病棟から配属され数か月経過した頃に組み込まれているなど新人看護師の成長や時期にあわせてくださっていると感じています。
■4月
☆入職☆
新採用看護職員オリエンテーション(横浜市全体、病院職員全体、新採用看護師全体)
看護技術研修@酸素療法、喀痰吸引、食事介助、経管栄養、フィジカルアセスメント
看護技術研修A採血、点滴、血糖測定、インスリン注射
看護技術研修B輸液ポンプ、シリンジポンプ、心電図モニター
■5月
看護技術研修C12誘導心電図、導尿、膀胱留置カテーテル
■6月
セルフマネジメント研修@メンタルヘルス
■7月
看護技術研修DBLS(1次救命処置)
■9月
看護技術研修E人工呼吸器
医療安全研修
■10月
臨床判断研修
■12月
セルフマネジメント研修Aチームにおける役割
■3月
看護技術研修F静脈注射確保
セルフマネジメント研修B1年間の振り返りと2年目の課題
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