地域を担う大きな急性期病院であり、交通の便が良く年間休日日数も多い点です。1年目から急性期病院に勤めることは多重課題や日々の勉強など大変なことが多いです。しかし、1年目から急性期病院で学ぶことで今後の看護師人生のキャリア形成にもつながると思います。NDC(特定ケア看護師)NP(診療看護師)の採用を積極的に行っており、看護師のスペシャリストが身近で働いていることは、自分にとって刺激になります。また、当院は私が入職する際に新病院に移転が決まっていたため新規一転新しい気持ちで働くことができると思い入職を決めました。
病院選びで重視した点は、看護師1年目から処置やいろんな疾患を学べる環境が整っているかという点です。私が就職した病院は、地域の医療を担う400床程の2次救急病院です。多くの診療科がそろっており、救急車の受け入れも積極的に行っています。そのため、病棟看護師としては、入院対応が行えたり救急や外来から入院してくる患者さんの全身状態を観察・アセスメントすることができます。多くの疾患や患者さんを看させていただくことで経験や自信につながると思います。また、交通の便がいいことや年間休日の日数も病院選びでは大切な点だと思います。仕事と生活のバランスを保つことでより仕事への意欲が増すきっかけにもなります。
[最終学年の前年]
■8月
病院の資料集め
[最終学年]
■10月
説明会に参加
■2月
国家試験
看護師1年目で苦労したこととして、看護学校で学んだ技術や知識は臨床の現場では、方法や病院ごとのルールがあるため想像と違うギャップが生じることがあり、リアリティショックを感じることがあげられます。実習で行っていた看護技術(清潔ケア)だけではなく、1日のスケジュールの中で時間管理を行い、診療の補助や記録記載・家族対応、場合によっては急変対応など医師に指示を仰ぐ場面もあります。そのため、思い描いていた看護介入が行えず、自分の力不足を痛感することが多々ありました。嬉しかったこと・良かったこととして看護師は患者さんと1番多く接する職種です。そのため、看護的な側面から医師に提案して患者さんの食事摂取量が増えたり、良い方向に介入できた場合は看護師としてのやりがいを感じる場面だと思います。
当院の新人研修の特長として、看護学校で習った基礎看護技術(おむつ交換や移動移乗)を入職当初に研修として振り返れます。看護学校の最終学年になると、実習以外では国家試験勉強の時間が多いと思います。看護学校卒業から入職までの時間が空いてしまい、不安なまま患者さんにケアを提供する心配がないため安心して患者さんへ対応ができると思います。学生時代では、あまり経験することのない静脈点滴確保や12誘導心電図も1度研修で経験することができるため、精神面からリラックスした状態で病棟業務が行えると思います。また、当院の特長としてNDC(特定ケア看護師)が在籍しています。そのため、NDCの方による講義も研修の1つであるため、アセスメントの勉強になります。
■4月
☆入職☆
基礎看護技術の研修
■5月
1ヶ月フォローアップ
■6月
3ヶ月フォローアップ
■8月
NDCによる講義
■9月
6ヶ月フォローアップ
BLS研修
■10月
多重課題
■12月
9ヶ月フォローアップ
■3月
1年間を振り返り看護のまとめ
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