私が就職活動で重要視したことは、新人教育と職場の雰囲気です。パンフレットやインターネットの情報だけでは分からないこともあるので、実際に病院を見学し、自分の目で確認するようにしました。そして病院で働いている看護師さんからお話を聞くなどして、自分に合った病院がどこかを考えました。
そんな中で当院は新人教育のプログラムがしっかり組まれていて、看護師として働くための基礎を築けると感じました。また、地元を離れるということで不安もあったので、同郷の先輩が仕事とプライベート共に充実した毎日を送っておられることも、入職を希望する理由となりました。
希望していた通り、新人研修はとても充実していました。看護技術を学ぶ研修だけでなく、新人同士でドッジボールをして交流・リフレッシュを図る研修があることも特長です。技術演習は少人数制で、自分のペースで落ち着いて看護技術の基本を身につけることができました。
私たちの仕事は患者さんの命に関わるため、時には厳しく注意を受けることもあります。時には落ち込み、辞めたいと思うこともありました。そんな時、プリセプターの先輩からメッセージカードをいただきました。そこには病棟の先輩方からの励ましの言葉が書かれていて、感激すると同時に「がんばらないと」という気持ちになりました。今でも壁につき当った時は、このメッセージカードを見て励みにしています。当院で働きだして感じるのは、とにかく人が温かいことです。困難に遭遇しても先輩や同期と力を合わせて取り組めることが素晴しいと思います。
看護を実践するうえで大切にしているのは、患者さんとご家族の想いに耳を傾けることです。また看護は一人ではできないので、独りよがりの看護にならないよう、患者さんに寄り添い、多職種のスタッフの方々と連携して看護を行うよう努めています。
オフは、大好きな旅行に出かけてリフレッシュします。温泉に行くことが多いですね。新人の頃に買ったカメラを持って、きれいな景色を撮影して楽しんでいます。京都や滋賀は景色がきれいなところがたくさんあるので、撮りがいがあります(笑)。
熊本の実家にも2ヵ月に一度は帰るようにしています。休みの日は仕事のことは忘れ、のんびり過ごすことで「またがんばって仕事をしよう」という意欲が湧いてきます。
大津赤十字病院