井田病院は、がん診療連携拠点病院、緩和ケア病棟、2次救急医療、地域連携医療、市内唯一の結核病棟を有する病院として、救急入院から在宅まで切れ目のない医療を提供しています。このような多彩でバラエティ豊かな看護を実践できることが、井田病院で働く看護師の強みであり、誇りでもあります。
「ときどき入院ほぼ在宅」と言われる時代、病院から在宅への移行をサポートするために地域包括ケア病棟(45床)が機能しています。在宅復帰に向け、その人らしさを尊重したケアを継続するため、院内外の多職種間で連携したチーム医療を展開しています。井田病院は入院から在宅まで、患者さんに寄り添い思いを尊重した看護を提供できる病院です。
新人は入職から3年間を基礎教育として、看護の基本的な知識・技術・態度を養い、チームの中で看護を安全に提供する実践能力を強化していきます。
新人教育では座学がメインで、病棟で実践する時はうまくできない!!という話を聞いて新たに考えたのが「3D研修」です。集合教育で基本練習や反復訓練をするDrill(ドリル)、病棟で先輩と一緒に実践するDo(ドゥ)、を交互に行い、再び集合教育で振り返るDebriefing(デブリーフィング)を繰り返しながら、基本的な知識や技術を身に付けていきます。実践はそれぞれの配属病棟で行うため、病棟の雰囲気に慣れ、先輩とも早く打ち解けられるメリットもあります。その他、未習得看護技術習得体験ツアーや院内留学なども人気があります
近未来の社会では「AI」が人間に変わり職場を支配すると言われています。当たり前のように堂々と病院も占領されているかも知れません。決められた行動パターンであれば、ほとんどの職種に「AI」は対応可能と聞きました。おそらく、創造性を要する職種以外は「AI」が取って代わる世界になるでしょう。創造性を要するとは、独自性のある発想を考え出すことや新たに生み出す能力のことです。「デザイナー」「作曲家」「作家」なんて仕事が浮かびますが、看護の仕事も創造性は多いに必要です。ただ、創造性は突然、天から舞い降りるのでなく、長い年月、基礎学習を積む努力と集中力、豊かな感受性の基に入手可能になるのだとか。そんな柔軟で、しなやかな感性の持ち主をお待ちしています。