小児看護に携わりたいという思いから、看護師を目指しました。何度か合同説明会に足を運んでさまざまな病院の説明を聞くうちに出会ったのが、兵庫県立こども病院です。まず、魅力を感じたのは高度な専門性を誇る小児専門病院であること。そして充実した教育体制が組まれているので基礎をしっかり身につけられると考え、入職を決めました。
入職後、新人研修は毎月行われ、基本的な技術や看護について講義・演習・グループワークを交えて学びました。また忙しい現場を想定し、シミュレーション形式で優先順位を考える術を学ぶ多重業務の研修は、臨床でとても役立ちました。
さらに、病棟でも先輩看護師が定期的に達成度評価の面談をしてくださるので、臨床現場の体験と研修で学んだことを結びつけながらスキルアップできたと思います。
現在は血液腫瘍内科主体の病棟に勤務しています。
病棟の性質上、入退院を繰り返しながら長く関わる子どもも多く、その子自身はもちろん、ご家族の苦痛や不安を少しでも取り除くことを心掛けてケアを行っています。
常に気をつけているのは、入院中のこどもたちがその子らしく過ごせるようにすること。会話の中でこどもたちやご家族の思いを引き出して信頼関係をつくりながら、ケアの個別性を深めていけるよう今後も成長していきたいと思います。
いつもわたしを励ましてくれるのは、退院していく子どもたちの弾けるような笑顔。これからも子どもたちが元気に日常へ帰るためのお手伝いができるよう、努力を続けていきたいと思います。