就職活動の時期が大事な実習や国家試験の勉強と重なったことは大変でしたが、地元の病院合同説明会に積極的に参加し、数多くの病院の情報を集めることに努めました。そうして集めた情報から、自分に合いそうな病院をピックアップしていき、選択肢のひとつになったのが西神戸医療センターです。
病院見学に訪れたときにいちばん印象に残ったことは、看護師の皆さんに限らずさまざまな職員の方が、私の目を見て笑顔で挨拶をしてくれたこと。その雰囲気の良さから、採用試験を受けることを決めました。
現在、私は手術室に勤務し、手術前から術中・術後につなげる看護を担当しています。
手術室は病棟とは違い、実際に患者さんとお話することはあまり多くありません。しかし手術室は、ほとんどの患者さんが初めて経験する環境であるため、できるたけ患者さんに寄り添い、安心できるような環境をつくることを心がけています。
具体的には手術前に積極的に患者さんを訪問したり、術後の苦痛を最小限にするための体位調整を頻繁に行ったりと、患者さんと接する機会を多くとるようにしています。そんな日々の業務に中で、患者さんから「ありがとう」「そばにいてくれて安心した」といった言葉をいただいたときは、それまでの疲れが吹き飛ぶくらい嬉しくなります。
患者さんによって感じることはそれぞれ違うし、それに応じて私たち看護師の関わり方も変わります。
そうした細やかな配慮は、これからもっと経験を積まないと理解できないこと。いまは先輩の患者さんへの対応を参考にしたり、指導をいただいたりしながら、日々学んでいるところです。
手術室で仕事の魅力は、医師・看護師・臨床工学技士などさまざまなスタッフが一丸となって、協力しながらチームとして業務に取り組めるところ。業務では難しい疾患や重症な患者さんへの対応、緊急時の対応など、幅広い知識と技術が必要なので、これからも対応した患者さんの症例への振り返りを怠らず、修練を続けていきたいと思います。
休日の朝はゆっくり起きて、のんびり家事をしながら、たまっている録画を消費しています。時には、お買い物をしてストレス発散など。あとは、好きなアーティストのライブなどに行って、休日を満喫しています。
また、地元が九州なので、神戸の街のいろんな場所を散策するのも好きです。まだまだ行けていないところがたくさんあるので、同期と一緒にいろんな場所に行けたらいいなと思っています。
神戸市民病院機構