いずれは訪問看護や地域の中での看護を行ないたいが、経験を積むために急性期病棟で働きたいという思いがあり、かつ、当院は急性期病棟から回復期、地域包括ケア病棟、緩和ケア病棟、そして訪問看護と、多岐にわたる範囲で患者さんに関わることができるという特徴があったため、働きながらいろんな分野での看護を学べると考えたから。
また、「愛ある医療を提供する」といった病院理念にも、患者さんに親身に関わり、身体のことだけでなく、寄り添いながら看護を行ないたいという自分の目指す看護像と合致していたため、この病院に就職することに決めました。
まずは、病院や看護部の理念から、どのような医療や看護を提供しているのかを一番に調べました。
私自身、高度急性期よりは、少し落ち着いた急性期病棟で患者さんとゆっくり関わる病棟で勤務したいという希望があり、かつその中で、その病院が患者さんに対してどのような医療看護を提供しようとしているのかを知り、自分がそこで目指す看護ができるかを考えました。
またその他としては、給与面や休日はしっかり取れるのかといった福利厚生の面も重視して選びました。
【最終学年】
■7月
就職サイトや病院ホームページより情報収集と病院の資料を集める
■2月
就職サイト主催の合同説明会への参加
■3月
インターンシップ(就業体験)に参加
苦労したことは、看護師という業務の中で1日に複数の患者さんを受け持ち、その方たちの疾患や治療、どのような経過で今日の患者さんの持つニーズは何か、ということをアセスメントして実際に行動していくことが一番に大変だと感じました。
しかし、ペアで付いてくれる先輩看護師にアドバイスをもらいながら少しずつ患者の全体像を捉えることができ、患者さんからの自分の行ったことに対して「ありがとう」と言われたときは、やりがいを感じました。
また、看護技術も最初は慣れず失敗も多かったですが、だんだんとコツをつかんで、できるようになってきたことを実感し、成長できているのかなと思いました。
看護技術の研修として、血管確保や吸引といった病棟で実施する機会が多い技術を、模擬の腕や吸引セットを用いて手順や手技を手で覚えるまで何度も練習でき、実際に患者さんに行う前に少しシミュレーションできたことが安心につながりました。
また、1年を通して、糖尿病看護や褥瘡、認知症看護などさまざまな分野の看護の基礎的な知識・技術について院内の専門看護師から教えていただき、実際に病棟でもその知識を生かしながら働くことができていると思います。
■4月
☆入職☆
看護技術演習(採血・静脈内注射・血糖・輸液管理・酸素・吸引)
■5月
フィジカルイグザミネーション
糖尿病看護
■6月
皮膚排泄ケア
フォローアップ研修
■7月
心電図の基礎
看護必要度
■8月
医療安全
■9月
認知症看護
フォローアップ研修
■10月
急変シミュレーション
■11月
災害看護
感染管理
■1月
緩和ケア
看取り
退院支援
■2月
看護倫理
フォローアップ研修
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