学生時代に、実習でさまざまな領域を学ぶうちに、看護師と患者の相互作用が重要となる精神科看護に興味がわいたことがきっかけです。様々な精神科の病院に見学や説明会に参加していくなかで、当センターは、m-ECTやクロザリルなど高度な治療を行っていること、作業療法での調理や生活セミナーの実施など、退院を見据えた取り組みを行っていることに魅力を感じました。また、1年目看護師の研修制度も充実しており、安心して働くことができると感じました。以上のことから当センターで精神科医療に携わりたいと思い入職を希望しました。
研修制度が充実しているか、働きやすい環境が整えられているかを重視しました。研修制度では、一般的な看護技術に加えて、CVPPPやプロセスレコードといった精神科ならではの研修が多く行われており、技術を段階的に学びながら安心して働くことができます。働く環境としては、病院説明会に積極的に参加し、先輩看護師の話しを聞くことで病院の雰囲気を知ったり、ホームページから年間休日や福利厚生を調べたりして、自分に合った働き方ができる病院であることを重視しました。
[最終学年の前年]
■2月
合同説明会
■3月
病院説明会
[最終学年]
■4月
面接、小論対策
■6月
内定
■2月
国家試験
学生から社会人という環境の変化に慣れず、不安だらけの毎日でした。しかし、病棟の先輩方が優しく話しかけて下さったり、仕事のフォローをしてくれる中で段々と安心して働いていくことが出来るようになりました。また、患者さんの話を傾聴したり、おむつ交換や創傷の処置などをした際に、感謝の気持ちを伝えてもらえると、とても嬉しくやりがいを感じます。
CVPPP研修では、精神科特有の環境の中で、患者と看護師の双方の安全を保つための技術を学ぶことが出来ました。せん妄状態の方や、介入拒否が強い方などに対して安全を保つために活用することが多く、とても役立ちました。プロセスレコードでは、患者との関わり方の傾向を知ることが出来ました。自分の傾向を知ることで、継続していきたい関わり方や、コミュニケーションの取り方において注意が必要な点を理解し、その後の患者との関わり方に活かしていくことが出来ました。
■4月
☆入職☆
■5月
フォローアップ研修
■6月
フィジカルアセスメント研修、プロセスレコード、CVPPP研修、先輩とペアで夜勤開始
■7月
看護過程研修、夜勤業務独り立ち
■8月
フォローアップ研修U
■9月
多重課題シミュレーション、外来SOS研修
■11月
事例発表、吐物処理研修
■12月
プロセスレコード
■2月
静脈注射研修
■3月
一年の振り返り研修