学生の時に実習でがんの患者さんを受け持った際、がん治療には手術の他に化学療法や放射線療法等があることを知りました。また積極的に治療を受けている方と、終末期で緩和ケアを受けている方というように病気の進行具合や本人の希望に合わせて看護の提供方法が異なることを知り、がん看護の難しさと奥深さを実感しました。当院にはがん看護専門看護師やがん化学療法看護認定看護師等の専門看護師や認定看護師が多く活躍しており、より専門性の高いがん看護を学ぶことができると思ったため、がん医療を専門に行っている当院を志望しました。
私は病院選びをする際に教育体制を重視しました。当院ではプリセプター制度を実施しており、新人一人ひとりにプリセプターがつくことでいつでも相談しやすい環境が整っています。実際にプリセプター制度の下で働いてみて、プリセプターの先輩は常に気に掛けて声をかけてくれるため悩みや不安などを一人で抱え込むことがないです。また、今の自分の課題や必要な学習についてアドバイスをいただけるため、自分のスキルアップに繋がっていると実感しています。
[最終学年の前々年]
■1〜3月
病院研究
[最終学年の前年]
■4〜6月
病院研究
■7〜8月
説明会に参加
[最終学年]
■4月
採用試験
■2月
国家試験
学生の時にさまざまな疾患について学習してきましたが、同じ疾患でも一人ひとり症状や経過、受け止め方が異なるため、参考書通りではないことも多く、個別性を考えて看護を提供することの難しさを実感しました。また、学生の時は実習期間が限られていたため受け持たせていただいた患者さんを退院まで看ることができませんでしたが、今では元気に退院されていく患者さんをたくさん看ることができるのはとても嬉しいです。まだ分からないことも多い中で先輩と相談しながら提供した看護に対して、患者さんから感謝の言葉をいただいた時はやりがいや達成感を得ることができ、看護師という職業を選択して良かったと感じることができます。
新人研修の中には「新採用者フォローアップ研修」という研修があり、同期でグループを作り、自分ができるようになったことや今悩んでいることについて意見を出し合う機会がありました。分からないことや初めてのことばかりで学びの多い毎日を過ごしていると、自分ができるようになったことや成長している部分に気づけないことがあります。そんな時に同期同士で意見を出し合うことで、入職した時よりも少なからず成長している自分に気づくことができて嬉しかったです。また、実際に臨床現場で悩んだ場面をテーマにして意見を出し合うことで、自分も似たような場面に遭遇した際に同期で出し合った解決策が頭に浮かび実践することができました。
■4月
☆入職☆
新採用者集合研修 ポートフォリオ説明
医療ガスの安全な取り扱い
■5月
化学療法の看護 輸液ポンプ、PCAポンプの取り扱い
手術療法の看護 放射線療法の看護
輸血の管理 CVポートの管理
■6月
採血演習 クリニカルパスとは 医療安全の基礎
新採用者フォローアップ研修
静脈留置針に関する研修「看護師の責務とリスクマネジメント」「薬剤管理」「記録」
静脈注射に必要な動画視聴「安全な静脈注射の実施を目指して1.2」
■7月
緩和ケア
スキンケア/褥瘡とは
■8月
静脈留置針研修
■9月
静脈留置針に関する研修静脈注射に必要な動画視聴「安全な静脈注射の実施を目指して3」
■10月
看護の気づき
ポートフォリオ
医療安全フォローアップ研修
■11月
院内交換研修
■1月
BLS研修
■2月
ポートフォリオ「事例発表」
■3月
担当看護師になるための研修
〒320-0834 栃木県 宇都宮市陽南4-9-13