私は学生時代から生まれ育った地元に貢献したいと考えていました。そのため、就職を考えていた那須赤十字病院で看護実習を行い、職場の環境や人間関係が良いこと、多職種が連携し患者1人ひとりに合った医療を提供している姿に憧れるようになり、当院に就職しました。当院では年間を通して新人看護師の教育制度が整っており、実地指導者やプリセプターだけでなく病棟スタッフ全員が新人看護師のサポートを行っているため、安心して技術や知識を深めることができると感じています。2年目を向かえ、チームスタッフの一員として先輩看護師にアドバイスを頂きながら、やりがいを持って看護を行っています。
病院選びで重視した点は奨学金制度があるところです。看護学校に入学にあたり、奨学金を利用しなければならない環境でした。当院では奨学金返済免除の制度があり、家庭への負担も少なくなると考えたからです。また、ライフステージに応じてキャリア支援が充実しているというところも要因の1つです。結婚や出産などで現場を離れても働き続けることができる支援は安心できると思いました。他施設もホームページなどで調べてみましたが、福利厚生や研修制度などの点においても当院の方が私の理想と合致している病院だったので当院を選びました。
[最終学年の前々年]
■4月
奨学金受給の準備
■5月
奨学金を借りる
[最終学年の前年]
■10月
実習
[最終学年]
■5月
採用準備
■6月
採用試験
■2月
国家試験
1年目に苦労したことは、知識不足です。専門学校で学んだ看護技術や知識だけでなく、患者一人ひとりに応じた看護をしていく中で分からないことが多くあり、覚えることが大変でした。しかし、プリセプターや実地指導者、先輩看護師の皆さんが忙しい中でも分かりやすく丁寧に説明し、教えて下さり、少しずつ覚えることができました。次に嬉しかったことは、入院時は重症であった患者さんが、退院間近には自分で身の回りのことをできるようになった時です。患者さんが元気に退院していく姿を見ると、この仕事にやりがいを感じます。最後に良かったことは2年目で病棟で業務をしながら1年間で学んだことを活かすことができていることです。だた経験していないことが多くありますが、今後も学び、経験して知識を深めていきたいです。
新人研修では、ローテーション研修や1.3年目コラボ研修などの様々なものがあります。ローテーション研修とは、ICUや内視鏡室、透析室など、病棟で経験できない検査などをする事ができる研修です。自己学習だけでなく、実際に見学することで観察のポイントや検査の方法など学びが深まり、個別性のある看護を行なう事ができています。1.3年目コラボ研修では、1年目と3年目の看護師がペアを組み患者が急変した時のシミュレーションを行なう研修です。そこで学んだことは、素早く的確に情報を伝え、急変があっても落ち着いて行動することである事を学びました。実際その研修を活かし、病棟で急変が発生した時でも確実に対応できるようになりました。
■4月
☆入職☆
医療安全、個人情報管理、感染管理、症状・生体管理技術(フィジカルアセスメント)、
電子カルテについて、キャリア開発ラダー
■5月
高齢者災害看護、医療安全、採血、同期と語ろう会
■6月
尿管挿入、ローテーション研修、静脈注射、輸血
■7月
輸液ポンプ、救急法基礎講習、赤十字概論
■8月
同期と語ろう会
■9月
看護倫理、がん看護、救急救命処置
■10月
医療安全、救急救命処置、ローテーション研修
■11月
救急救命処置
■12月
看護倫理、認知症看護
■2月
災害看護概論、多重課題、感染管理、逝去時の看護
■3月
1・3年コラボ研修(急変時対応)、医療安全、キャリア開発ラダー
〒324-0062 栃木県 大田原市中田原1081-4