

当院は地域医療支援病院として会津の医療の中心を担っており、急性期から回復期、終末期まで幅広いステージの看護に携わることができる点に魅力を感じたからです。また、「その人の最善を考え、その人らしい生活を支える看護を提供する」という看護部の使命は、患者さん・ご家族の心にも寄り添った看護を提供したいと思っている私の目標に一致していました。
私は県外の大学に進学したのですが、帰省する度に地元の温かさを改めて実感しました。病院の窓からは会津の自然や歴史を感じることができ、自分の育った地域でやりがいを持って働くことができると思ったのも入職を決めた理由の一つです。
私が病院選びで重視した点は3つあります。
1つ目は病院やその看護部が掲げている理念です。今の自分はどのような看護師になりたいかという看護師像とが一致しているかどうかを確かめました。
2つ目は職場環境です。実際に私は当院のインターンシップに参加し、病院・病棟の雰囲気を知ることができました。職場環境の良さは仕事へのモチベーションアップにも繋がると思います。
3つ目は教育制度です。新人看護職員研修の実施、ペアナース制度など、新人のサポート体制が充実していることや、クリニカルラダーなどの2年目以降もスキルアップに繋がるプログラムがあることを確認しました。
[最終学年の前年]
■4〜6月
病院研究
インターネットを使って、病院の情報を収集する
学校にある歴代の先輩の就職活動記録を調べる
■3月
インターンシップ参加
当院が開催しているインターンシップに参加
[最終学年]
■6月
採用試験
■2月
国家試験
看護師は多重業務をこなさなければならず、1年目は特に次に何をすればよいか戸惑ってしまうことが多くありました。しかし報告・連絡・相談をこまめに行うよう心がけたことで、徐々に優先度の判断が可能になったと思います。また、治療や検査で心身の苦痛を感じていた患者さんの笑顔がみられた時や、感謝の言葉をいただいた際には、看護師としてのやりがいを感じることができました。病棟では先輩看護師が常に新人を気にかけ、困ったことや不安なことに対して一つひとつ丁寧にかつ一緒に解決してくださいました。病棟は忙しいですが、恵まれた環境で日々成長できていると思います。
当院では座学による研修はもちろん、実技の研修もあります。
座学では、社会人としての基礎を身に付けるための研修だけでなく、看護に関する基本的な知識を身に付けるための講義が充実しています。特に看護部の研修では、様々な分野で活躍している先輩看護師や薬剤師が講義をしてくださるので、より正しい知識を身に付けることができます。その他にも医療機器メーカーの社員の方から直接説明を受けることができるので病棟で使われている物の正しい使用方法を学べます。
実技では小グループに分けられ、担当の先輩看護師から直接指導を受けることができます。座学で得た知識を実際に病棟で活用できるか再確認する機会となると思います。
■4月
☆入職☆
看護部の概要、社会人基礎力、報告・連絡・相談、静脈血栓塞栓症の予防知識、
感染対策、採血、検体の取り扱い、点滴静脈内注射、SNSの安全な活用方法、
日勤シャドーイング、輸液ポンプ・シリンジポンプ、ヘパリンロック、インスリンの基礎知識、
吸引・導尿技術習得研修
■5月
救急看護、看護記録、職場内コミュニケーション、医療安全、救急シミュレーション研修
■6月
メンタルヘルスケア、夜勤シャドーイング、看護必要度研修、新人交流会
■7月
行動制限最小化、リフレッシュ研修
■8月
心電図、看護倫理
■9月
点滴静脈注射フォローアップ
■10月
社会人基礎力A、法的に耐えうる看護記録、新人交流会
■11月
シミュレーション
■12月
他部署研修
■1月
他部署研修
■2月
輸血、薬剤管理、逝去時の看護、他部署研修
■3月
成果の発表、修了証書授与式、ステップアップの動機づけ

〒965-8585 福島県 会津若松市山鹿町3-27