大学3年生の領域実習の際に、現在配属している循環器病棟で実習をしました。その際に、指導者として関わってくださった先輩方の丁寧な患者さんとの関わり方や看護観を知り、強い憧れを持ちました。さらに、学生への指導の際は、ただ答えを教えるだけではなく、多くのヒントを出しながら答えを導き出せるように指導していただいたことがとても印象的でした。また、スタッフ間の連携の強さや後輩指導の熱量を感じ、この場所で学びたいと思いました。
そのような学生実習の体験に加えて、当院は急性期病院であり、他では経験できない最先端の医療を学べるだけでなく、研修や教育体制が整っているため、高度な技術や知識はもちろん、臨機応変な対応を学ぶべるところが入職を決めた理由です。
実習や病院説明、インターンシップなど、病院を知る機会はさまざまあると思います。私は、その中でも自分がここで働きたいと強く思った病院を選びました。
今回は、実習で経験のあった循環器病棟が自分に合っていると感じ、ここで学びたいと思いました。さまざまな病院の特長を知り、興味のある分野で考え、インターンシップなどで自分の目で病棟の雰囲気を直接見学したり、学びたい分野があるのか、教育体制はどうなのかを調べました。
また、急性期か慢性期かによっても学べる内容は違います。そのため、患者さんとの関わり方にも違いがあると思います。自分が何を学びたいのか、どのような看護を目指したいのかについて考えて病院を選ぶようにしていました。
【最終学年の前々年】
■8月
病院ボランティア(他病院)
【最終学年の前年】
■7月
病院合同説明会に参加
入職してすぐは右も左も分からない状態で、患者さんとの関わり方や、さまざまな技術が思うように習得できず、悩みを感じていました。また、多忙でもあり、多重課題があるなかで優先順位を考え、行動することに苦戦していました。
しかし、フォローの先輩方に日々の振り返りを行ってもらい、自身で対応できないことや判断に迷うことがあった際はすぐに相談できる体制があります。また、解決策をすぐに教えるのではなく、一緒に考えながら学ぶことができたことで、疾患の病態を考えた看護や技術の習得につながりました。そして時間管理ができるようになり、自己の成長を感じることができことがとても嬉しかったです。
今でも忙しい日々の中ですが、患者さんやご家族には丁寧に関わることを意識しています。「ありがとう」と言っていただけたときに、喜びとやりがいを感じています。
当院ではプリセプター制度を活用しており、マンツーマンで個別的な指導を行っています。病棟全体で新人フォローを行っていることはもちろんですが、プリセプターは話しやすいお姉さんのような存在で、些細なことでも一番に相談しやすい相手でした。
実技や多重課題の研修もシミュレーターを用いて実演し、グループで振り返りを行うため、自分以外の考えを吸収することができました。急変時の対応についても学ぶことができ、現場での実践に勇気を与えてくれました。実践につながる研修が多く、病棟に持ち帰ってすぐに役立つ内容が多く含まれています。
■4月
☆入職☆
オリエンテーション、OJT(看護技術研修)
■5月
夜勤業務開始(5月後半)
■6月
オペ勉強会
ストレスマネジメント
■7月
フィジカルアセスメント
■9月
プリセプターの先輩と研修に参加し、前期の振り返りと後期の計画の再評価
■10月
看護倫理
■11月
多重課題
■12月
看護技術研修(気管挿管など急変時対応)
■2月
まとめの会(1年を通じて学んだことや課題を見つめ直す)
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