就職活動時、当院看護部のホームページ「あったかんご」を見ました。この、あったかんごストーリーにあるような、あったかい看護を私も行いたい!と思い病院説明会に申し込みを行いました。病院説明会までの間、学生の私に対しとても丁寧に温かく接してくれました。愛媛に住んでいたので、神奈川県に就職することが不安でしたが、親身に相談に乗ってもらえてとても嬉しかったです。そして、このような人がいる職場で働きたいと思いました。また、病院説明会に参加し「無差別平等の医療・看護を目指す」という理念に共感し、私もこのような医療者になりたいと思い入職を決めました。
私が病院選びで重視した点は、
・人間関係や職場の雰囲気がいいところ
・忙しさの中で、ギスギスしていないところ
といった、環境面です。長く働きたいと考えていましたので、病院説明会に参加してその病院の空気感を実際に感じるようにして就職活動を続けました。
[最終学年の前年]
■8月
合同説明会参加
■2月
病院説明会参加
[最終学年]
■9月
採用試験
■2月
国家試験
希望していた慢性期に配属になりましたが、想像していたよりも患者さんの状態が重く、一人の看護師として「患者さんの体調の変化に気付けなきゃいけない!」とプレッシャーに感じたり、「見逃しているかも・・・」と思うと不安になりました。苦痛を言葉にできない患者さんもいるので、注意して観察し変化に気付ける看護師になれるよう日々学習をしています。
慢性期の良いところは、長く入院している患者さんがいることです。初めは患者さんとうまくコミュニケーションをとることができなかったけれど、徐々に信頼関係が築けるようになり、患者さんの笑顔が増えてくるととても嬉しいです。
入職して1週間は他職種合同で研修を行い、その後2週間は看護師だけで研修を行いました。初めの2週間の研修では、配属後すぐに実施する看護技術を中心に研修を行いました。血糖測定やインスリン・採血や静脈留置針の挿入などは、看護学校で習ったけれど実技は行えなかったので、配属前に同期とゆっくり行えたのが良かったです。また、この2週間で同期みんなと仲良くなれました。プライベートでも相談に乗ってもらったり、遊んだりしています。
基礎1研修は月に1日、終日研修だけの日があります。初めは輸液ポンプや食事介助などを行っていましたが、徐々に難易度が上がっていきます。受け持ち患者の数が増えてくるころに、急変時の対応など、これから必要となる技術や知識を習得します。
ピアサポート研修では、他の職場の新人看護師の現状を聞けます。今こんなことをやっているよ・こんなこと頑張っているんだ・この間こんな失敗しちゃった・・・それを聞いて「みんなも頑張っている。私も頑張ろう!」と力が湧いてきます。同期と話しができる!これが私のメンタルケアになっています。お互い励まし合いながら、仕事ができています。
■4月
☆4/1 入職式☆
1週間:全職種新人職員研修
2週間:新人看護師研修
(感染対策・針の取り扱い方・電子カルテ情報収集の仕方・注射点滴作成・輸液管理・
医療安全・血糖測定・模擬患者による医療コミュニケーション・検体の取り扱い・
危険薬剤の取り扱い・看護記録・静脈留置針の挿入 など)
1週間に1回ピアサポート
※毎週木曜日認定看護師リレー学習会をZOOMにて開催(緩和ケア・皮膚排泄ケア・認知症看護・地域看護)
■5月
看護上の問題点に沿った情報収集と看護記録(看護主任)
食事介助の方法(リハビリテーション科)輸液ポンプシリンジ経腸ポンプ(臨床工学科)
ハイリスクな薬剤と取り扱い方(薬剤師)体位変換と移乗(リハビリテーション科)
1週間に1回ピアサポート
■6月
検体の種類と各種検査(臨床検査技師)
認知症看護(認知症看護認定看護師)
逝去時の看護とエンゼルケア(緩和ケア認定看護師)
正常心電図
1週間に1回ピアサポート
■7月
急変時の対応(概要・BLSからACLS・急変時の記録・挿管の介助・救急カート)
3ヶ月のまとめ
月に1回ピアサポート
■8月
SBARを用いた報告の仕方(医療安全専任者)
褥瘡(皮膚排泄ケア認定看護師)
感染対策の実際(感染対策専任者)
メンタルヘルス(教育担当師長)
十二誘導心電図(臨床検査技師)
月に1回ピアサポート
■9月
月に1回ピアサポート
■10月
6ヶ月のまとめ
患者史発表会(生活と労働の中で発症する病気の機序を知る)
■11月
看護記録の実際(看護主任)
ケーススタディの書き方(教育担当師長)
認知症看護(認知症看護認定看護師)
医療倫理を考える(他職種新人職員合同研修/緩和ケア認定看護師)
異常波形の心電図
月に1回ピアサポート
■12月
診療報酬の仕組み(医事課)
放射線検査の基礎知識と放射線の曝露(診療放射線技師)
ケーススタディの共有と文献探索
月に1回ピアサポート
■1月
ケーススタディの共有と文献探索
月に1回ピアサポート
■2月
ケーススタディの共有と文献探索
月に1回ピアサポート
■3月
1年のまとめ
ケーススタディ発表会
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