就職先は利便性のよさと、さまざまな学びを得て自分の看護を実現できるのは都会の病院だと思い、北海道と関東圏の病院を検討しました。学校の紹介により当院を知り、見学会に参加。見学時に中庭で院内保育の園児たちが遊んでいる姿を見て、アットホームな印象を持つと同時に子育てしながら働ける環境があることも分かりました。
大学病院は固いイメージを抱いていましたが、患者さんとスタッフの親密な関係や病棟の雰囲気も自分の目で確認できたことで、その考えは大きく変わりました。以前から横浜という土地に憧れはありましたが、利便性もよく親戚も住んでいたことも安心感につながり、この病院で働きたいと思いました。
入職後は周産期センターの新生児部門に配属され、早産で生まれた赤ちゃんや出産後に治療の必要な患児のケアに携わっています。主なケアは、検温やおむつ交換、栄養管理など、どのケアも細心の注意が求められ、成人と異なる手技が必要です。また患児は言葉で訴えられないため、なぜ泣いているのかを読み取り、わずかな変化も見逃さない観察力が求められます。
同時に母親へのケアも重要で、不安な思いに耳を傾け、声かけを行っています。ときには障害が残る場合もありますが、チームがひとつになり治療を行った結果、危機的状況下を乗り越え元気に退院していく姿を見るときが、大きな喜びとやりがいにつながっています。
病棟では、医師や薬剤師をはじめ、他職種との連携も欠かせません。特徴としては臨床心理士や保育士との連携です。専門的立場から父母の不安を聞き取り、情報共有を行うとともにアドバイスを受けています。
将来は新生児集中ケア認定看護師などの領域にも興味があるので、資格取得も視野に入れています。また、保健師の資格を生かし、障害を持った患児の退院後のサポートも行いたいという思いもあります。
現在は日常の業務に加え、記録のリンクナースとチューターの役割も担っています。指導者となることで、自分では理解していたつもりでも改めて知識・技術を伝達する難しさを実感。自分自身を振り返るいい機会となりました。
私はインドア派なので、休日は家で読書や映画鑑賞をすることが多いですね。SF以外は、ジャンルを問わず見ています。
現在は寮を出て一人暮らしですが、近くにはスーパーやドラッグストアもあり、日常生活にも不自由しません。よく出かけるのは海老名。デパートや映画館もあり、最近は「ららぽーと」もできたので、ますます便利になりました。
大学時代の友人とは、食事やお酒を飲んでリフレッシュしています。長期の休みには実家に帰省するほか、岩手県や京都など、旅行にも出かけています。
看護はときにつらいこともあり大変な仕事ですが、それ以上にやりがいや幸せを実感できます。当院は、スタッフ間のチームワークもよく働きやすい環境があるので、一緒に頑張りましょう。
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院