就職先は急性期病院で技術を習得し、スキルアップしたいという思いがあり、関東圏で働きたいと決めていました。横浜は都会のイメージを持っていましたが、特に横浜エリアへのこだわりはありませんでした。学校で説明会があり、当院の方との面談を通じて救急車の受け入れ件数が多いことを聞き、ここでなら自分の理想とする看護師として成長できることを確信しました。また、実習時に臨床指導で来ていた当院の方に、病棟の雰囲気や寮などプライベートな部分も聞けたことも決め手となりました。
当院は教育環境も整っていることも魅力です。1年目は月1回同期と集まる集合研修や、病棟での勉強会など、さまざまな場面で実践に即した知識や技術を学べます。病棟では指導の中心となるメンターや身近な相談相手として支えてくれるエルダーをはじめ、チームの誰にでも指導を受けられるので安心でした。勉強することは多いですが、成長を実感できる環境があります。
学生時代にスポーツをやっていたことから、整形外科領域に興味を持っていました。現在は希望した整形外科病棟に勤務し、整形外科だけでなく消化器疾患の術前術後のケアを行っています。1年目から術前から術後までを通して担当できるので、患者さんの既往症を見て個別性に合わせたケアを実践できます。
以前、膝の手術を受けた若い患者さんを受け持ちました。その方は痛みに弱い方で、リハビリも辛そうでした。患者さんやご家族の話に耳を傾け、励ましの声をかけ、コミュニケーションを取ることを心がけた結果、少しずつ歩けるまで回復しました。退院するときに挨拶に来て、「大変なときにそばにいてくれて、ありがとう」との言葉を受けました。そのときは、看護師になってよかったと思えた瞬間でした。
病棟では手術の翌日からADLの確認を行い、無理せずにご本人の意思を確認したうえでリハビリに入ります。リハビリスタッフと情報共有を行い、よりよいケアを提供しています。また、医療ソーシャルワーカーとの連携も欠かせません。退院後に自宅に戻る、施設に転院するなど、個々のケースに合わせた支援を行っています。看護師は橋渡し的役割も担っています。
私は人が多い場所が苦手なので、菊名周辺の落ち着いた環境が気に入っています。現在は寮生活ですが、自宅にいるときはのんびり過ごすことが多く、仕事の疲れを取るため睡眠時間を確保しています。趣味はスニーカー集めで、お気に入りのブランドのシューズを部屋に飾っています。休日は横浜に出かけ、買い物や映画鑑賞をすることも。また音楽が好きなのでロックバンドのライブに行き、リフレッシュしています。
学生時代はソフトボール、バレーボール、野球など、父親がスポーツ好きだったので、さまざまなスポーツを行っていました。最近は身体を動かす機会は減りましたが、時間を見つけて友人たちとバレーボールを楽しんでいます。
今後は、どんな状況にあっても迅速に臨機応変に対応できるようスキルアップすることと、患者さんやご家族の不安に寄り添える看護師になることが目標です。