病院にはそれぞれの特色や魅力があり、自分がどの病院に就職したいのか、長い間考えました。就職活動では病棟の雰囲気や勤務形態、教育制度が充実している総合病院に重点を置いて、説明会や病院見学に参加しました。そんな中、「地域の人や働く人がその人らしく生きることを支援し、信頼される看護を提供する」という、当院の看護部理念に出会い、惹かれたんです。また、学生時代に当院で実習を受けた時に、指導者の方が熱意をもって指導してくださったことや、病棟の温かい雰囲気が強く印象に残っていたので就職を希望しました。
イメージしていた通り、当院は勤労者の治療・ケアに力を入れており、退院後も仕事に復帰できるよう支援する体制が整っているところが特長です。そして新人教育をはじめとする教育体制が充実しているので、目標に向かって成長していくことができます。
私は整形外科・小児科の混合病棟に所属し、術前・術後の看護やリハビリテーション、小児の看護を行っています。患者さんは小児から高齢者まで年齢層が広いこともあり、患者さんの特徴をとらえたケアと指導、ADLの拡大に向けた日常生活の援助が求められます。
1年目は初めて経験することばかりで思うようにできないことばかりでしたが、先輩方が遅くまでトレーニングや学習につき合ってくださり、できるようになった時に一緒に喜んでくださったことは忘れません。また、定期的にチェックリストに基づいて技術の確認が行われることが、看護実践の向上につながっています。
少しずつではありますが、患者さんが入院中・退院後もその人らしい生活を送っていただくためには、どのような介入が必要かを考えて動けるようになってきました。そして今は、患者さんやご家族の話をよく聞き、不安やつらい気持ちに寄り添う看護を行うよう心がけています。
充実した毎日を送るためには、オフの時間を有効に使うことが大切です。私の場合は、大好きなプロレス観戦。近くの会場で試合がある時は観戦に行き、試合がない時は自宅でDVD観戦をしています。レスラーがどんな攻撃を受けても相手に立ち向かっていく姿を見ると、「自分もがんばらないと!」という、前向きな気持ちになります。
これからも前向きな姿勢で自分の看護を磨くと共に、後輩のサポートもしっかりできる看護師になりたいと思います。
岡山ろうさい病院