昔から人を笑わせることが好きで、幼い頃はお笑い芸人に憧れていました。中学・高校と成長する過程で、将来は人の笑顔が見られるような職業に就きたいと思うようになり、つらい病気を抱える人を少しでも笑顔にできる職業をと考え、看護師になることを決意しました。
就職活動では、まず急性期基幹病院を中心に、地元に近い県内外の病院パンフレットを集め、教育体制や福利厚生を重点的にチェックしました。このように情報収集している中で、当院と出会ったんです。多くの専門科があり、大規模な急性期基幹病院でありながら、病院っぽくない建物や雰囲気に魅力を感じました。1日病院体験に参加して先輩看護師の話を聞き、さらに就職への意欲が高まりました。
現在は、循環器内科と心臓血管外科の混合病棟で働いています。主に冠動脈バイパス術後や心臓弁膜症術後の集中治療室から退室してきた患者さん、心不全の入院患者さんの看護を行っています。また、部署内のリーダーナースとしての役割も任せていただいています。
私たち看護師は常に知識や技術を磨きつづけることが大切です。当院はスキルアップしながらキャリアを積んでいける体制があることが大きな特長です。幅広い研修があり、自分が興味のある領域のスキルを伸ばしていけることが魅力だと思います。
私は、指導者として感じることを同期と話し合う研修で学んだことが、看護を行ううえでの支えとなっています。最近では、医師・看護師・理学療法士など、多職種で同じテーマについて話しあう倫理研修会が印象に残っています。
働いて感じたのは、看護師のみならず、どの職種も倉敷を支える基幹病院のスタッフとして、高い専門性と自信をもって仕事をしていることです。多職種や地域の医療関係者とも関わる機会が多く、連携して医療を行っていることが実感できます。
自分自身の活動でいえば、リーダー業務を担う中で高い分析的洞察力や実践能力をもつエキスパートナースとして、専門性を伸ばしていきたいと考えています。
勤務中は集中して看護を行っていますが、オフの時は妻や子供と一緒に過ごす時間を大切にしています。また、趣味のダンスやランニングをするなど、自分の時間も楽しんでいます。
先輩看護師や部署の仲間との飲み会も、円滑に仕事をする信頼関係を築くために欠かせない時間ですね(笑)。