独自の「屋根瓦体制」で新人看護職員を全員で支え、成長をサポート
昭和大学病院(東京都)・昭和大学病院附属東病院(東京都)昭和大学藤が丘病院(神奈川県)・昭和大学藤が丘リハビリテーション病院(神奈川県)昭和大学横浜市北部病院(神奈川県)・昭和大学江東豊洲病院(東京都)昭和大学附属烏山病院(東京都)・昭和大学歯科病院(東京都)
Y・Tさん
昭和大学江東豊洲病院
看護部教育担当実務者
当院は地域の基幹的役割を担う8つの附属病院を有しています。先進医療、三次・二次救急、地域医療、専門病院など、さまざまな特性があり、質の高い看護を提供しています。
そのために人材育成には力を入れており、新人教育は統括看護部の下で、共通のクリニカルラダーに基づいた教育プログラムと各病院の特性に合わせた内容となっています。どの病院でも同じ教育環境が整っているため、ジェネラリストとしての基礎を構築でき、一人ひとりが成長できるよう支援しています。
新人教育の特徴として挙げられるのが「屋根瓦体制」です。新人をプリセプターが支え、プリセプターをチームメンバーが支えると同時に、部署すべての職員が支える体制がとられています。新人だけでなく支援者も学び、成長できる環境が整っています。
集合研修で学んだ内容は、各部署のスタッフと情報共有を行い、新人が注意すべきポイントを伝えていきます。例えば針を扱う看護技術は、学んですぐに実践できるわけではありません。あらゆる状況を想定したうえで、現場でフォローアップできる体制を整えます。集合研修と部署との連携を密に図ることで習得した技術を現場で継続でき、点から線へつなげていくことが可能となります。集合研修と現場での実践が乖離しないよう支援しています。
また、認定・専門看護師による講義や演習も数多くあり、専門性の高い知識を習得できることが当院の強みです。外部講師による研修や医療機器の解説など、多岐にわたり充実しています。メンタルヘルスについても、面談を行い相談できる場を設けたり、精神看護専門看護師による年4回の講義を開催しサポートしています。
学生時代には、患者さんとかかわれる実習を大切にしてください。授業では経験できない患者さんや看護職員、多職種とのかかわりを通じて広い視野を持ち、どんな看護を行っているかを確認することが大切です。そして数年後の自分をイメージし、自分の理想の看護師像をみつけてほしいと思います。
入院患者さんの高齢化が進むなかで、高齢者の視点に立った看護ケアが求められています。知識・技術は必要ですが、基本的な挨拶や言葉遣いなど、接遇面も大切になります。社会人として看護職員としての基本姿勢と態度は、新人時代から身につける必要があります。人として思いやる心を持ち、声かけを行い信頼関係を構築していくことが、よりよい看護の提供につながります。患者さんに信頼される看護職員として成長できるよう、私たちがしっかりとサポートしていきます。
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