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看護師を採用するにあたって、病院はどのような人材を求めているのでしょうか?また、入職してからの教育制度はどのような考えのもとに行われているのでしょうか?実際に採用に関わっている看護部長にお話を伺いました。
当法人は埼玉県にある急性期医療を提供する指扇病院を中心に、高齢者の長期療養を支援する医療療養型病院である指扇療養病院と介護老人保健施設びわの葉を併設している3つの機能を持つ病院です。
当法人の使命は、家族のように暖かく心の通う医療を提供し、永く地域に貢献することです。患者さんやご家族に「この病院を選んで良かった」と言って頂けるよう各施設が確りと連携を図り、職員全員が患者さんを大切に思い、真心こめて業務を遂行しています。
急性期の指扇病院の特徴としては、内科(消化器・循環器・呼吸器)や外科(消化器・整形・眼科)の一般医療に加えて、排便障害を治療する排便機能センター、ドックや企業検診、市の検診など予防医学に力を入れている健康診断部があります。その他患者・家族が安心して治療や療養生活を送って頂けるように、また、地域の方々(介護)も含め気軽に相談できる患者サポート窓口を設けています。更に地域向けの講習会の開催や地域の多数のイベントに参加するなど地域交流に努めています。
教育理念は、看護師ひとり一人が確かな知識・技術と豊かな感性(マインド)をもち、自ら考え行動できる看護師の育成です。
看護師が実践力を身に着ける為にクリニカルラダー・マネイジメントラダーを運用しラダーレベルに沿って継続教育を行っています。年間約90以上の院内研修の他に、法人の病院間において施設間留学を実施して看護の交流を図っています。院外研修は埼玉県看護協会で開催される様々な研修への参加と、退院支援と在宅看護を学習する訪問看護ステーション研修を行っています。
新人教育は、2年間で自立した看護が実践できることを目標とし、ひとりの新人を組織みんなで育てるというアットホームな環境で取り組んでいます。
「プリセプター+チーム支援型」の指導方法をとり多くの対話をもって基礎看護技術を確実に習得できるよう支援しています。
看護師の仕事は感情労働と言われ非常に多くのストレスがかかる仕事です。メンタルヘルスとしてセルフケアやラインケア研修を行い、各自が心身共に元気に働けるように病院全体で健康教育に取り組んでいます。
私たち医療に携わる者に必要な資質が5つあると思います。
先ず一つに病を持った患者・家族にそっと寄り添う優しいさ、共に働く仲間を思いやれる人間愛です。
二つ目は、安全・安心な医療を提供でするために努力を惜しまず専門的知識・技術を高めていく向上心。
三つ目は、看護に真摯に向き合い自分の看護や言動・行動を振り返ることができる。患者さんやご家族の訴え、先輩からの助言を傾聴できる素直な心。
四つ目は、患者・家族は勿論のこと、職場の仲間との良い人間関係が構築できるコミュニケーション能力。(誰とでも仲良くできること)
五つ目は厳しい医療現場であっても凛として行動できる覚悟、精神的強さがあること。
時に厳しい現実に遭遇して誰かの役に立ちたいと選択した看護の道に、心が揺らぐ時があるかも知れません。しかし、あきらめないで努力することによりやりがいや生き甲斐、看護する喜びがきっと見つけられると私は考えます。
当院が求める人材は、優しさという人間愛、向上心と素直な心もち誰とでも仲良くできる方、そして専門職としての覚悟を持っている方と共に働き組織を成長させて行きたいと思います。
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