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看護師を採用するにあたって、病院はどのような人材を求めているのでしょうか?また、入職してからの教育制度はどのような考えのもとに行われているのでしょうか?実際に採用に関わっている看護部長にお話を伺いました。
当院は、救命救急センターや総合周産期母子医療センターなどを備えた地域の中核病院として、安全で質の高い急性期医療を行っています。私たちの大きな特徴は、「赤十字病院」であること。赤十字原則の要である「人道」を看護の理念に掲げており、人としての想いやりやぬくもりを大切に、新生児から高齢者の方まで、その人らしく生きるサポートを行っています。
また、看護師一人ひとりのステップアップをサポートする環境も整っており、年に2〜3度、看護師長と1対1で話し合う場を設けています。自分の3年後や5年後の目指す姿を描きながら、自分が取り組みたいこと、学びたいことを話し合い、1年間の目標を設定。看護師としての成長をうながすだけでなく、看護師どうしがサポートし合うことで、風通しの良い職場環境にもつながっています。
赤十字病院ならではのキャリア開発ラダーとして、新人看護師レベルである1から、スペシャリスト以上のレベルである5までラダーを設けています。新人教育では、「集合研修(フォローアップ研修)」と「部署内研修」を2本柱に教育を展開。集合研修で看護師として必要なスキルや人間性をまんべんなく身につけて、部署の先輩とともにさらに専門性を深め、患者さんへの看護に活かしていきます。年に3回、自分の成長を振り返る機会を設けているため、自分の足りていないところや課題も見つけやすく、部署の先輩と共有しながら一人前の看護師を目指します。
また、1年目から赤十字にかかわる研修を受けるのも、当院ならではです。赤十字の歴史や取り組み、災害看護を学び、当院の一人前の看護師として必須の資格である「救護員」の資格取得を3年間かけて目指します。
患者さんは、一人のかけがえのない存在です。疾患の改善や、完治を目指すのはもちろんですが、それだけが患者さんにとっての満足ではないと考えています。常にその人自身やご家族と向き合い、想いに寄り添いながら、その人らしく生きるために必要なサポートをする。それにより、信頼関係が育まれ、患者さんにとっての喜びや本当の満足が生まれていくと思います。
入院期間も短縮化しているため、決して簡単なことではありません。その人のために何ができるのかを考え、看護師間はもちろん他職種とも協力し合い、地域の医療・介護施設と連携しながら、これからもより良い暮らしにむけた看護の提供に取り組んでいきます。
急性期病院なので仕事は決して楽ではありませんが、自分は、どんな看護師になりたいのか。そのために、何を学びたいのか。それらをしっかりと自律的に考え、努力を惜しまない人に、ぜひ当院で活躍してほしいと思います。
またここには、新人看護師に寄り添い、共に成長をサポートしてくれる先輩がたくさんいます。安心して就職してください。
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