S・K
回復期リハビリ病棟
仕事中に疑問に思ったことや勉強は仕事の後に行うようにして、休日は友達と遊ぶ予定を詰めるようにしています。看護師になるまでも、なってからも大変な毎日ですが、患者さんから教わることがあり、笑顔で患者さんが退院した日には大きなやりがいを感じます。
祖父の死を経験してから看護師に憧れるようになりました。高校卒業後に進学したいと父に相談しても反対されましたが、母は私の背中を押して応援してくれました。念願の看護師になってから初めて受け持った患者さんは、誤嚥性肺炎で終末期の方でした。その方が亡くなられたとき、自分が受け持ちしてなければ助かったかもしれないと酷く落ち込みました。その時も母が「落ち込むだけ落ち込んで、毎日精一杯の力でその人と向き合った自分を褒めてあげて。その人から学ばせてもらった多くのことに感謝しながら、これからも看護師がんばって」と声をかけてくれました。
母の存在がなければ、私は看護師を続けることができなかったと思います。母はいつも私を信じて支えてくれる世界一の母です。私もいつか母のように、患者さんをしっかりと支えることのできる看護師になりたいと思っています。